| 猿12:特定の敵を作ったら |
記 録 表 (x...ブットビ x...ヤキトリ)
半
荘岩茶 社長 (ア) あひる 睡眠王の弟子 はぐれ猿 1 31 -10 -25 4 2 -14 -30 39 5 3 xx -41 46 -18 13 4 -34 49 -23 8 5 x -35 6 39 -10 6 -33 -1 x -24 58 7 -2 -12 60 xx -46 8 -25 x -18 39 4 9 xx -40 11 40 -11 10 -15 7 xx -41 49 11 -29 34 -8 3 12 41 -14 x -30 3 13 42 -15 -23 -4 14 16 -24 45 -37 15 xx -44 -13 13 44 16 -31 7 48 -24 17 -26 -34 13 47 18 3 -33 42 -12 19 -17 56 -32 -7 20 4 -20 -30 46 21 -14 33 0 -19 22 8 xx -42 -24 58 23 4 x -35 -14 45 24 x -46 10 x -12 48 25 10 -21 48 x -37 26 32 -14 4 -22 賞罰 xxxxxx xxxx xxxxx xx xx x 合計 -211 -60 -71 84 206 52
- ドラ大賞:あひる
- 「リーチ・ツモ・表ドラ2・裏ドラ3」跳満
- ドラ大賞:睡眠王の弟子
- 「七対子・表ドラ4」跳満
- ドラ大賞:あひる
- 「リーチ・一発・平和・三色・表ドラ1・裏ドラ3」親倍満
- ドラ大賞:岩茶
- 「リーチ・ツモ・七対子・表ドラ2・裏ドラ2」倍満
- ドラ大賞:はぐれ猿
- 「リーチ・ツモ・表ドラ3・裏ドラ1」跳満
- 一発大賞:(ア)
- 「リーチ・一発・ツモ・表ドラ1・裏ドラ2」
- 一発大賞:社長
- 「オープンリーチ・一発・ツモ」
- 一発大賞:睡眠王の弟子
- 「リーチ・一発・ツモ・平和・表ドラ2」
- 一発大賞:あひる
- 「リーチ・一発・ツモ・裏ドラ1」
姪っ子ののどさんは2歳。
一緒に遊んでいる時、やたらとパンツが見える。しかもイチゴ。………どっちもどっちだ。
あひる 「女の子なんだから、もちょっと足閉じようよ。」 あひる母 「いいじゃない。イチゴパンツでかわいいんだから。」 のどさん 「あひるちゃん、いちごぱんつもってるー?」 あひる (イチゴパンツなんてこの年ではくかっつーの)
「持ってないよー。」のどさん 「ふふーん ^_^」(得意げ) あひる 「でもしまうまパンツだもーん」
(ここでのどさんが見に来たので仕方なく見せる ^^;)のどさん 「やーねぇー(笑)」
なんて話はどーでもいいんだけど、前回(8/30)から1週間ほどの9月5日の夜のこと。
それは夕食後のこんな会話から始まった。時計を見ると、すでに夜の11時をまわっている。
社長 「先週よりも今週の方がゆっくり打てたなー。」 あひる 「そうかー。」 社長 「先週はさー、なんか変な終わり方しちゃったしー。」 あひる 「うーん、そうかもねー。」 社長 「あーあ、まーじゃんやりてーなー。」 あひる 「………もしかして、今週もやりたいの?」 社長 「うーん………」 あひる 「もし、声かけてメンツ集まったら、やる?」 社長 「うん。やる。」
今日の明日で(つーか、ほぼ今日じゃん)メンツ集まるだろうか…。と思いつつ、パソコンの電源を入れた。
メッセンジャーがオンラインになっている人をチェック。ちょうど岩茶さんとはぐれ猿さんがつないでいた。
(ア)さんも登録されているけれど、残念ながらオフラインだった。
まずは岩茶さんにさぐりを入れてみる。すると「夏休みに2回も囲めてうれしい!」とふたつ返事でOK。
社長には睡眠王の弟子さんに電話をかけてもらう。こちらもなんとかOKがとれた。
そしてはぐれ猿さんにも聞いてみたが、「囲碁なら行くけど…まぁ気が向いたら行くよ」とあいまいな反応。
でも、とりあえずメンツは4名確保できたし、なんとか卓は立つということになった。
ちょっと補足。岩茶さんはこの1週間、夏休みをとっていたのである。
先週の麻雀は、その始まりだったわけで。
つまり「麻雀に始まり麻雀に終わる」という夏休みになったのだ。(猿的夏休み。いいねぇ〜)
そして当日。社長が会社で声をかけ、(ア)さんも参加することになった。
岩茶さんは車で早めに到着。みんなを待って夕食に行く予定になっていた。
社長の話では夜7時頃には着くと言っていたのだけど、渋滞にハマったらしく、8時頃になってやっとみんながそろった。
ここで社長からとんでもない報告。「睡眠王の弟子がね、今日はカモばっかりだって言ってたよ」どうやら車の中でそんな話をしていたらしい。
まー本人は「そんなこと言ってません!」とあわてていたけれど、
言っていなくても心では思っていたのかもしれんな…。
全員で食事に出かけ、買い物を済ませてから麻雀開始。
半荘1回目に岩茶さんが小三元をアガってトップをとった。
しかし半荘2回目以降はどうも調子が出なかったようである。
社長から「さっきデカイ手アガったじゃーん」と言われながら、ボコられていく岩茶さん。
半荘3回目 − 社長にとばされる。
半荘9回目 − 社長にとばされる。
そしてまだ小三元を持ち出す社長。ここまでくると虐待に近いかも。
-
待ち片アガりタンヤオの手でダマではっていた岩茶さん。
を加カンされたのを見逃し。そしてその人が切った
に「ロン」と言ってしまった。
これはやはり「同巡内フリテン」になるんだよね?
岩茶さん曰く「槍槓には気づいたものの、ちょっと間に合わなくてという展開だったそうな。発声のみだったので場に1000点で許すこととなった。
あ、でもアガれる方が出たからいいやロン」
ドラ大賞になっている睡眠王の弟子さんの「七対子・表ドラ4」だけど、
本人はなんと「はっせんてん」と申告。
ドラ大賞だからとメモをとりながら、「?」と思ったあひる。メモには「跳満」と書きながら黙っていた。
もちろん、次の局が始まってすぐに教えてあげた。
土曜日の午後になって、はぐれ猿さんがやって来た。どうやら気が向いたらしい。
このあたりまでが前半戦。まー特に大きなネタもなく…って感じ。
土曜の夜になり、みんなで食事に出た。外はなんとどしゃ降り。
食事が終わったら(ア)さんは帰ると言っていたため、なんとなくここでお開きか…と思っていた。
食事を済ませ、いったん我が家へ戻る。
この時社長の車にあひるが乗り、その他の人は岩茶さんの車に乗っていたのだが…。
社長から次のように言われ、あひるは家の前で降ろされた。ちょっとガソリンを入れて来る。社長もきっと、睡眠王の弟子さんが勝っていることに納得できないんだと思う。
(ア)くんは帰ると言っていたけれど、他の人がこの後どうするのか、
俺が帰ってくるまでに結論を出しておいてくれ。
俺は(この時点で)浮いているから決定権はない。
負けている人…岩茶さんだな。決定権があるのは。
ちなみに俺は、あいつ(睡眠王の弟子)をマイナス100にしないと気が済まない。
あ、もちろんあいつ(睡眠王の弟子)にも決定権はないから、そう言っておいてくれ。
岩茶さんもそうだと思うし、もちろんあひるもそう思っていたが、
「マイナスにしないと気が済まない」とまでは思っていなかった。
確かにこの時点で、社長は年間トータルにおける睡眠王の弟子さんのトップをまくれそうな勢いがあったのだが…。
みんなにこのことを伝えると、(ア)さんは予定どおりここで抜けるとして、
他は特に反対する人もなく、続行ということで結論が出た。
睡眠王の弟子さんも苦笑いをしていたものの、しぶしぶって感じでもなかった。と思う。
いやどちらかと言えば、みんな猿だし、麻雀やりたいだけだったと思う。
つまり、躍起になっていたのは社長だけなんだな、この時。
社長が戻って来ると、ひとまず(ア)さんを送りに出ていき、
残ったメンツで麻雀再開となった。
というわけで後半戦スタート。
まずはいきなり睡眠王の弟子さんに浮きの2着をとらせてしまった。
戻ってきた社長に「すみません、浮かせてしまいました」と言い、あひるが交代。
普通なら2着の睡眠王の弟子さんが抜け番になるのだろうけど、
さすがに「睡眠王の弟子を沈ませよう」という空気になっているので、許してもらえない状況だった。
「マイナス100にするまで帰さねーぞ!」と卓につく社長…。
…少なくとも、このあたりまでは気楽にやってたんだけどなぁ…。
抜け番になったあひるは、別部屋でぼへーっとしていた。
半荘が終了したと言われたので、麻雀部屋へ行ってみる。すると…
なんだかいやーな雰囲気だった。冷たーい空気。
だれもしゃべっていない。
結果を見ると、睡眠王の弟子さんがトップをとっていた。
さては、沈ませようとして失敗したのだな、と思った。
※後から岩茶さんに聞いた話。
このいやーな雰囲気は、岩茶さんが社長から直撃したことがきっかけになっているっぽい。
もちろんこれにはいろいろ複雑な背景があるのだが…
岩茶さんが睡眠王の弟子さんから直撃を狙おうとダマではっていたところ、
社長が親リーチをかけてきたので、岩茶さんは
「これは俺からでも当たるという宣言か?」
と判断し、追っかけリーチをかけ、結果社長から出たのでアガった、という展開。
社長はおそらく「ここは俺が行くから、オリてくれ」という考えだったと思われる。
しかしリーチをかけるということは、基本的にはツモるしかないわけで、
睡眠王の弟子を沈ませる以前に、他も沈ませることになる。
特定の相手を沈ませるというのは、非常に難しいことなのである。
実は、社長が入った卓はときどきこういう空気になる。
真剣なのか、怒っているのか、そして本人に自覚があるのかないのかはさっぱりわからないが、
ひょっとかすると、こんな風に殺伐とした雰囲気が好きなのかもしれない。
しかも他の人のアガりを批判したりもする。後は怒り顔で黙り込んでしまうのである。
周りはなんとなくこの空気にのまれてしまうのだ。
正直な話、あひるはこの雰囲気が好きではない。
そしてはぐれ猿さんが仮眠をとると言って抜けたため、半荘4回ほど同じメンツでやることになった。
少なくともこの時はあひるも「睡眠王の弟子を沈ませる」という気持ちでいた。
あひるは基本的にはダマで構え、睡眠王の弟子さんから直撃を狙い、
睡眠王の弟子さんが親の時には、親かぶりを狙ってリーチをかける、という戦法をとっていた。
しかし3対1の勝負だとは言っても、実際のところ3人は通しなどしているわけもない。
睡眠王の弟子さんに致命傷を与えることなく、冷たい空気も続いたまま。
半荘19回目。ある局で社長が睡眠王の弟子さんからアガった。すると社長は「見ろ!俺の生き様を!」と言って手牌を倒した。
タンピン三色の手。見ると、あひるからの出アガりを見逃している。
山越しで睡眠王の弟子さんから直撃したのだ。
これは確かに見事なアガり。でも…。
だからなんだとゆーの?
さっきからあひるもずっとそれを狙っていたわけだし、岩茶さんだってそうだと思うよ。
ツモアガり含めて何回見逃したかわかんない。
今はそれで当然な状況じゃないのか?しかも自分で生き様とか言っちゃうか?
「さすがですな」などとヨイショする余裕はすでにない状況だったのである。
「ん、見逃しね」と言うのが精一杯だった。
半荘20回目。睡眠王の弟子さんがツモアガって申告ミスをした。
一飜たりなかったのである。
社長はすぐに気づいたらしく、ものすごい勢いで卓のスイッチを押し、牌を流し込み始めた。
そこで睡眠王の弟子さんが申告ミスに気づいた。あわてて訂正。
社長の不自然な動きで気づかれたかな、と思いながら不足分を出していたら…「コイツがおせーんだよ!こいつが!」社長の声にびっくりして顔を上げると、社長は岩茶さんを指さしていた。
「は?」という顔をする岩茶さん。
今までの空気が空気だっただけに、これはちとシャレにならん、と思った。
軽く「今のは社長も不自然だったよ」と言って笑った。これまた精一杯だった。
※フォローしておくけれど、「社長も」とは言ったが「岩茶さんが遅い」とは思わなかった。
ところが。ここからまた空気が変わった。明らかに岩茶さんが怒っている。
何もしゃべらないだけでなく、舌打ちしまくり。
ツモ牌はすべて卓にたたき付ける。しかもかなり強く。
めったに怒らないホトケの岩茶さんがこれほどまでに怒るとは。
でも舌打ちが嫌いなあひるは、これをフォローする余裕などどこにもなかった。
もちろん社長からのフォローもない。
睡眠王の弟子さんも黙っている。
聞こえるのは岩茶さんの舌打ちと、牌をたたき付ける音ばかり…。
もう睡眠王の弟子さんを沈ませることなんて、どうでもよくなっていた。睡眠王の弟子を沈ませる?もちろん自分自身のことである。
ハッ、なにさま?ヘボのくせに笑っちゃうわよ。
半荘21回目。相変わらず雰囲気は最悪。
すでに開き直ったあひるは、睡眠王の弟子さんを沈ませようなんて考えは捨てていた。
オーラスに、ヤキトリだった岩茶さんがオープンリーチをかけ、ツモりアガった。
これを見て社長が、「最後にヤキトリを解消したわけですね?」と淡々と言った。
この時岩茶さんの目は、一瞬だが社長を睨んだように見えた。
実際は、このアガりで睡眠王の弟子さんをラスに落としたのだ。それに気づいた社長は
「今のアガりはなかなかいいアガりですよ!」と言った。岩茶さんは無言のまま。
フォローになったのかならなかったのか、場の雰囲気はまったく変わらなかった。
半荘22回目が終了した時点で、睡眠王の弟子さんが「用事があるから抜けたい」と言い出した。
ゆうべ続行が決まった時は何も言っていなかったため、用事があるなんてウソだろ、と思ったが、
この雰囲気じゃ抜けたくなってもしょーがない、と思った。
すっかり夜が明けて、外は明るくなっていた。
さて、どうするかなと思って社長を見ると…
なんと目を閉じていた。
まさか! 寝てるのか?
しばらく黙って見ていたが、目を開ける気配がない。
あひる 「しゃちょーーー………」 社長 「ん、んー。」 あひる 「睡眠王の弟子くん、用事があるんだって。どーする?」 社長 「どうするか、岩茶さんが決めてください。
決定権は岩茶さんにあります。」
はぁ?なんじゃそれ。
睡眠王の弟子さんをマイナス100にするんじゃなかったのか?
いきなり決定権をふられた岩茶さんは、「俺はどっちでもいい…」と言ったきり、黙ってしまった。
「じゃ、終わりにしよう!
睡眠王の弟子くんは用事があるんだし、社長ももうダメでしょ?ね。」
あひるがこう言って、この場はお開きとなった。
社長は睡眠王の弟子さんを送って行った。
その間に岩茶さんと話をしてみる。先ほどの怒った雰囲気は消えたようで、少し安心する。
そして岩茶さんは仮眠に入ったが、あひるはなんだか眠れなかった。
横になってマンガなぞ眺めていたが、内容はサッパリ入ってこない。
そうこうしているうちに社長が戻って来た。そうだったのか…。そういうもんなのか。うーん。
あひる 「おつかれさまー」 社長 「ん」 あひる 「睡眠王の弟子くん、なんか言ってた?」 社長 「いや?」 あひる 「へ?なんも話さなかったの?」 社長 「ん」 あひる 「2人で無言で車に乗ってたの?」 社長 「いつもそんなもんだよ」
そして社長もあひるも仮眠に入った。
目が覚めると昼過ぎ。
はぐれ猿さんが横でテレビを見ていた。囲碁講座だ。
とりあえず起きてぼへーっとしているうちに、全員が起きてきた。
カップ麺かなんかで軽く腹ごなしをする。
「さて、やるか」ってことで麻雀再開。
なぜここでさらに麻雀をやることになったのかは、全く憶えていないが、
とにかく残った4人で半荘4回ばかり囲んだ。
この時はぐれ猿さんがアガった手。
「混老頭・対々和・混一色・白・發・ドラ3 三倍満」
(おー。漢字で書くとカッチョイーな)
かなり嬉しかったらしく、「メモっといてくれ」と言われた。なので載せておいてあげよう。
夕方になり、タイムリミットということで麻雀終了。
片づけをしてからみんなでメシを食おうということになり、宅配ピザを頼んだ。
さて、解散という時になって、岩茶さんが「俺のくつした知らないか?」と言い出した。
脱いだ覚えのある付近をごそごそ探しているが、見つからないらしい。
すると突然はぐれ猿さんが「あ!これじゃないか?」と叫ぶ。
なんとはぐれ猿さんは岩茶さんのくつしたを履いていたのだ。
一同大爆笑だ。
はぐれ猿さんは「あー汚い」と言いながらくつしたを脱ぎ始めた。
勝手に履いておいて、ひどい言いぐさだ。
そんなわけで、お開きとなった。
「睡眠王の弟子を沈ませる」
今回のテーマはこれだったはず。いや実はそんな本気で構えていたワケじゃないのだが。
しかし終わってみれば、睡眠王の弟子さん+206。
ねらい打ちの難しさ、そしてねらい打ちがいかに不利か、については、
岩茶さんの日記(岩茶スモーカーズフォレスト内)にて詳しく説明があるのでここでは触れないが、
9月9日から4日間にわたって、今回の麻雀がらみの話も載っているので一読をオススメ。
しかし今回は「特定の敵を作ったら穴2つ」という「牌賊オカルティ」のセリフがつくづく身にしみた。
同じく片山作品の「まんちょくスナイパーとどめ」のようにはいかないものだ。